管理栄養士 佐藤恵美子の健康コラム 「つい」をやめよう

皆さんこんにちは!管理栄養士の佐藤です。
突然ですがコンビニはとても便利ですよね。
すぐに買うことが出来るので、私たちの生活にとってとても助かります。
でも、その便利さにはちょっとした落とし穴もあります。
それは、「つい」やってしまう行動です。

「つい」とは何?
「つい」とは、意識していなかったのに、誘惑や環境のせいでつい何かを買ったり、行動してしまうことです。
たとえば、レジの横に並んでいるお菓子や、店員さんがおすすめしてくるホットスナックなどです。
買う予定がなかったのに必要なかったのに買ってしまう行動です。
心理学では、「衝動買い」や「すぐに満足したい気持ち」が関係しています。
忙しい毎日の中で、ちょっと休憩したいときや気分を変えたいときに、つい手に取ってしまうのです。

どうして「つい」を防ぐことが大事?
「つい」を防ぐことは、健康を守るためにとても大切です。
なぜなら、つい必要のない高カロリーの食べ物や甘いものを選んでしまうと、太りやすくなり、病気になりやすくなるからです。
特に、コンビニで買うものは手軽に買えるので、つい高脂肪や高糖質の食品を選びやすいです。これらを避けることで、血糖値や血圧をコントロールしやすくなり、健康を長く保つことができます。

どうやって「つい」を防ぐ?
では、「つい」を防ぐためにどうしたらいいのでしょうか?いくつかの方法を紹介します。

  1.  事前に計画を立てる
    買い物に行く前に、「今日はこれだけ買う」と決めておくことです。
    たとえば、お弁当だけを買うと決めて、800円までしか持参しないなど、余計なお菓子やスナックは買わないようにします。
    そうすれば、誘惑に負けにくくなります。
  2.  店のレイアウトを理解する
    コンビニには、誘惑しやすい場所にお菓子やホットスナックが置いてあります。
    レジ横や目立つ場所です。そこを避けて通る工夫をしましょう。
    たとえば、入口から遠い方を通るとか、レジ横の商品には目を向けないように意識します。
  3.  自分にルールを作る
    「今日はお菓子を買わない」「ホットスナックは買わない」と決めて、そのルールを守る努力をします。
    自分に約束をしておくと、つい買ってしまうのを防げます。
  4.  代わりの行動を用意する
    お腹が空いたり、ストレスを感じたときに、深呼吸やストレッチをしたり、水やお茶を飲むなどの別の行動をします。
    そうすれば、つい高カロリーのものを買いたくなる気持ちを抑えられます。                                         具体的な例
    実際にどんな工夫をしている人がいるのか、例を見てみましょう。
    例1:昼休みのとき
    ある人は、昼休みにコンビニに行くときに、「弁当だけを買う」と決めて、ついお菓子やスナックを買わないようにしました。さらに、水やお茶も持って行き、空腹や喉の渇きを満たすことで、余計なものを買わずに済みました。
    例2:長い運転のとき
    長時間運転しているときに疲れを感じて、つい甘いスナックに手が伸びてしまうことがあります。その人は、あらかじめフルーツを持ち歩き、疲れたときにそれを食べるようにしました。これで、無駄に高カロリーのものを食べるのを防げました。

「つい」をなくすとどうなる?
「つい」を防ぐことは、太りすぎを防ぐだけでなく、心臓や血管の病気、糖尿病などの生活習慣病も防ぐことにつながります。高脂肪や糖質の多い食品を避けることで、血糖値や血圧をコントロールしやすくなります。
また、「つい」をなくす習慣は、自分の行動をコントロールできるようになり、ストレスも減ります。自分の行動を意識できると、健康的な生活が続きやすくなるのです。

まとめ
便利なコンビニは、私たちの生活を便利にしてくれますが、その反面、「つい」の誘惑も多いです。これらの誘惑に負けずに健康的な選択を続けるには、自分の行動をよく理解し、工夫をしてルールを作ることが大切です。
今日から少しずつ「つい」を防ぐ工夫をして、健康な生活を目指してみませんか?
きっと体が変って、安全運転を維持できるようになるはずです。

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